ちょっとした研究
大層なものではないですが実戦で出てきた図を少し研究したので忘れないように変化を書いていこうと思います。私の白番です。
15と打った場面。この形は今のところ数回しか実戦例を見たことないですが、小目に小ケイマカカリする手が以前より増えているのでこれから多く打たれ始めるかもしれません。
ここで白の応手はA,Bの二つ。最初に思い付きそうなAからやってみましょう。
まずは上から取りにいく図。この変化だと右下の攻め合いは黒が勝てますがAなどの下辺の利きや右辺の利きもあるので白が悪くないと思います。
なので黒は3ではこの2線のトビの方が有力だと思います。この後9まで一本道。ここでAの押しからのかけとBが見合いだから
1と取りに行くのが最善と思われますが10までと先手で封鎖されて黒がまずまずの厚さだと思います。なので最初の図のAルートだと白イマイチだと感じました。Bルートに行ってみましょう。
1には2の受けになることが予想されますが、例えばこのように同じ変化になった時1,2の交換があれば先ほどの図のように右下の黒を捨てられることも無いし無駄がありません。この交換の一番のリスクは下図のように上から取りにこられた時です。
Aルートと同じように白を捨てると先ほどの図より5目以上黒地が大きくなってしまいます。しかし6で
下がりから8と凹むのが好手でAからは生きの変化、Bからは白の有利なコウの変化があり白がしぶといです。
なので黒は取りにいかず
1と隅を押さえて12までくらいが相場な気がします。
他にも色々変化がありそうなので確かな結論は出てませんが、最初の応手ではBの方が工夫があるかなぁと思いました。
最後に、元号が変わりましたが令和もよろしくお願いいたします。