最近見かけた形
今日打ったネット碁に出てきた最近見かけた形の変化について気になったことがあったので書いていきます。白番が私で▲に打った場面。
白の詰めに対してこのツケ伸びが最近見かけるようになった受け方です。
この手の狙いとして
白が伸びて開きくらいで受ければ効率的に隅が守れてAやBなどで下辺の白に迫ることができます。なので白はこれを不満と見て
1と打つことが多いです。これは先ほどの図から見て三々の味や3の左の出の具合が全然違うので白が進歩しています。なので黒はこれを不満と見て
1と切ることで外の一目を取り、その代わり分断を許して隅を守るという5までの変化を棋譜で見たことがあります。この後白は4の左に出て中央に進出したり、1の右側を当てて右辺に進出するなど様々な進行があり、ここまでが簡明な変化でアマチュアの方向けです。
この場合はよく見るとAからの逃げ出しのシチョウは白が良いのでやれるのではと対局中は思ってましたが実戦は3で
1と下がるのが厳しく12まで封じこめられては黒良し。左下の黒が強い場合は図3くらいの方が左辺の白地も大きいので形勢を損ねずに済んだかもしれません。
形は知っていても実際は使いこなせない良い例でした(笑)