今日の手合 3局目
今日打った手合についてまた書いていこうと思います。相手は加藤啓子六段。私の黒番です。
このような立ち上がり。実戦は1と打ちましたが1とAを見合いのようにしてBと打つのもあったかなと思いました。
実戦。6ではA、B、Cと悩みました。後でLeelaにかけてみるとBが第一候補でしたがAや6とも拮抗してました。
この局面。
実戦は1から4と決めて5とヒラキましたが、単に5とヒラいた方が上辺は白からの打ち方が難しいため良かったかもしれません。
1の白に詰めに2と打ちこんだ変化。もう少し反発されるかと思いましたがこうなっては黒上手くやったかもしれません。
これがこの局で一番の自慢の部分です。下辺が厚く見えそうな所ですが右下の白を攻められると判断して1に手を抜いて2と迫り封鎖に成功しました。9の周りに利きがたくさん残ったので黒成功だと思います。
中央がまとまるのを嫌った白は1に対して2と反発し3と突き抜かせました。ここで上辺を分断しに行った5が悪手でAなどと冷静に右辺を広げにいくべきでした。
先ほどの悪手のせいで3と引き出され厄介なことになりました。ただで上辺の白とつながられると上辺を分断した意味がなくなるので顔を立てるためにも4と反発しました。しかしこれもやりすぎで4ではAと受けるくらいでもそこまで悪くはなかったようです。
やりすぎたので落ち着きを取り戻して1目抜かせて右辺を取る分かれに持ち込みましたが13と下辺の攻めに転じられて少し打ちにくい形勢になりました。
どこかで反発がくるかと思っていましたがわりとすんなりつながることに成功し9と下辺にも入れたので持ち直しました。
しかしここで1が悪手。軽く様子見のつもりでしたが2が思わぬ強烈な反発で一気に黒が危険に。ここまで反発されると予想していた場面で二度見逃してもらえていましたが加藤先生の顔も三度までということでしょうか。貯めていた力を出してきました。
苦し紛れに近い応手でしたがおそらく白14が悪手で、15とつながれていて紛れもなく黒が苦しそうでした。15と切断できては黒が良くなったかもしれません。
左辺に侵入された代わりに左上の1目を切断したことで下辺を捨てても黒優勢。もう少し打って黒中押し勝ちになりました。
反省点が多く苦しい局面もありましたが運良く勝ちが転がりこんできてくれたので次に生かせるようにしたいです。