今日の手合 7局目
また今日の手合について書いていこうと思います。相手は広瀬優一三段。私の白番です。珍しく今回は相手と長い時間検討したので広瀬君の意見もちょこちょこ入れていきます。
このような立ち上がり。ここで少し考えて
よく見かけるこの変化に落ち着きました。ちなみに何を考えていたかと言うと
1から3と打とうかと考えていました。この図は以前棋譜を並べている時に見かけた図だったのですが、研究不足でこの場面がどちらが優勢なのか判断できなくて止めました(笑)
実戦。1を打った時想定していた変化になりました。厚いですが白からの右上の2線のハネツギや右下の切りから2の二の曲げがほぼ先手でヨセ易いので問題ないと思っていました。しかし局後に広瀬君が言っていたのですが4のノゾキが悪手で
4、6と決めて12と打つのが良かったようです。ノゾキが普通に見える所でこの利かしは盲点でしたが、言われてみると前述のハネツギも先手じゃなくなるし外からの利きもなくなるのでこれは白まずい気がします。なので白は
1のケイマの方が勝ったように思えます。もし黒が右辺を受けなければ3から5などと右辺を荒らすことができるし右辺を受ければ左辺にヒラくことができます。
広瀬君が言うには5が良い手だったそうです(笑)11では12もあったのではないかとも言ってはいましたがそれはそれで難しいと思います。
17が我ながらまずまずの手でここまで白が悪くないと思います。
この変化は白絶妙だったと思います。右辺を荒らすことに成功しました。ちなみに10で
1と4目を取ると2と飛び出されて△の一団が攻められてしまうので10は必要です。
黒は地がないので1と切って事を起こしにいきましたが10の渡りやAのコウが残っているのでそこまで白にダメージはないです。
大場をほぼ打ち終わりヨセへ。ここまで白が少し優勢です。
ここで1が明らかな悪手。中央を利かされて10とハネられるともうどっちが優勢か分からなくなってしまいました。
1が明らかに大きくここをハネられるのとでは大違いでした。実戦のハイは2のノゾキを利かされるのが癪で打ったのですが別に3とツいでいればよく、中央の白の眼は怪しいですが〇の部分が薄いしまだAのコウが残っているのでそこまで厳しい攻めを食らうことはありません。
2(12) 9(14) 33(36)
難解な攻防が続き正解は分からなかったですが37、39の生きが苦しく少し黒に得されてしまったようです。
この6が超初歩的な凡ミスで、黒の方がコウ材が多い状況でAとBが見合いになったので白がダメです。ここから少し打って投了。6でBと打って平凡にヨセていても黒が半目か一目半勝っていたようです。
終盤でミスが出て負けてしまいましたがまずまずの内容だったと思います。この調子でもっと細かい部分の精度を上げて次が勝てるようにしたいと思います。