研究会の碁⑤
珍しく二日連続の投稿です。昨日研究会では2局打ったのでもう1局の方を書いていこうと思います。相手は関航太郎二段。私の黒番です。
このような立ち上がり。昨日載せた一局目と同じ布石にしようと思ったのですが、負けたので変えてみました(笑)これは割とよく見る布石ですね。
3(4の上)
ダブル三々です。右上と右下の黒がガッチリしてるので多少相手を厚くしても荒らせるだろうという判断です。手合ではあまり入らないんですけど実は研究会やネット碁ではしょっちゅう三々に入ります。まだ誰にもバレてないと思うのですが(笑)
実戦。白がそれっぽく模様を拡大してきたのでそれっぽく入ってみました。善悪は分かりませんが面白い進行な気がします。
Leelaの第一候補はこの入り方でした。これも考えてたのですがどのくらい危険なのか判断しきれなかったので実戦を選びました。
模様の荒らし方は難しいですが上から被せられた時に危険になり過ぎず、下から受けられた時に相手の地が大きくなり過ぎない地点に打つことを意識するのが大事です。まあ意識しても難しいものは難しいのですが。
左辺の上側は白っぽくなりましたが下側は荒らすことができました。でも少し安全な手を選び過ぎたかもしれません。
このような手筋を使った荒らし方があるのですが、実戦考えていた時は危険かと思ってたんですけどよく見たらいけてそうです。これは死にさえしなければ黒が良さそうです。
実戦。当初の想定では左辺を分断できれば左下の白が生きてないので黒は楽に逃げ出せると思ったのですが、思ったより黒の形が薄くて少し悪そうです。
薄みを突かれて手入れをしているうちに外側を封鎖されてしまいました。もう目の心配はないですが窮屈な感じになってしまったので少し白優勢です。
一応実利は稼いでいるので右辺を上手くやって上辺の白っぽい部分に地ができ過ぎなければ有望な展開です。
実戦。右辺の白を窮屈に生きさせて先手を取れれば黒良さそうだったのですがほぼ全部最強手を選択したのでバトル展開になって行きます。
ここも最強手の応酬。右辺はコウになりますが黒が良さそうです。
黒有利な1手ヨセコウです。
(1,4)コウ取り
8のコウ材を皮切りに下辺に戦いの中心が移ります。
右辺のコウを解消して下辺を連打されましたが大きな被害を受けることなく収めることができたのでこの一連は黒大成功でした。劣勢の場面からの最強手が功を奏したようです。ここからは逃げ切りを図ります。一局目で失敗した展開ですね。
まず左辺の確実な生きを確保。19にスベッた所でLeelaの評価は黒98%近いですが人間はすぐ逆転されるので油断できません。
盤面15目くらい良いと思ってたので中央上に白地かつきさえしなければ勝ちだと思い、この三連続コスミ。さすがに硬く打ち過ぎた気がします(笑)牛さんもびっくりの牛歩作戦です。
一局目の反省を生かしはっきり優勢になってからは終始手堅い打ちまわしでリードを守り切り最後は黒3目半勝ちになりました。まずまずの内容だったと思います。